一般社団法人 シニア・環境技術支援協会

トップメッセージ



―より一層の信頼を目指して―

代表理事・会長 神村 誠

 シニア・環境技術支援協会(ASEE)は2011年(平成23年)7月に設立されてから、2021年(令和3年)7月で10周年を迎えることができました。これもひとえに関係各位のご支援による賜物と心より感謝申し上げます。

 設立の2011年(平成23年)は、東日本大震災が発生した年で、 その後災害廃棄物、除染廃棄物の処理が大きな課題となってまいり ました。また、自治体においては、ベテラン職員の退職により、廃棄物処理の技術的対応にも課題が出てきておりました。一方、プラントメーカー、運転維持管理会社では技術者が順次退職しておりましたが、退職後も引き続き技術・経験を生かして活動できる場を求めておりました。

 このような中でASEEは会員に、企業の第一線を退いた後も、経験に裏打ちされた現場力と暗黙知等の見識を生かして専門分野で社会に貢献できる生きがい創出の場を提供すべく設立されました。

 自治体・関係団体の廃棄物処理に関して技術面で少しでもお役に立てることを願って活動を始め、福島の除染廃棄物処理施設の現場対応においては経験を生かしてお手伝いさせていただきました。また、既設の環境衛生施設の機能検査、新規に建設する施設の施工監理、運営管理・運転維持管理面での技術支援業務や研修・教育業務など毎年多くの業務を実施することができるまでになりました。

 人生100年の時代、「70歳でも現役です」を合言葉に、培ってきた知識、経験を活かして専門分野で世の中の役に立つよう活動を広げ、24名で発足した会員は多彩な人材で強化され、現在54名までになっております。

 地球温暖化対策としての脱炭素化社会の実現に向けた取り組みは世界的な動きになっており、環境衛生施設分野におけるさらなる技術革新も予想され、会員においては、なお一層の技術の研鑽を継続し、顧客に信頼され、ご満足をいただけるように努力を重ねてまいります。

 お客さまがASEEに仕事を依頼してよかった、また会員も活動を通して生きがい、働きがいを得ることができてよかったとなることを目指して、これからも会員一同、一生懸命業務に取り組んでまいります。引き続き、皆様方のご指導、ご支援をお願い申し上げます。